尿素窒素の基準値

 

尿素窒素は測るタイミングによって値が大きく異なります。尿素自体は肝臓で作られた後に腎臓へと渡すため血液に流すものですから、肝臓で尿素が多く作られれば一時的に尿素窒素の値も高くなります。

 

そしてカロリーを発生させる三大栄養素、特にタンパク質は代謝の際に尿素を多く発生させるため、食後は健康な人でも尿素窒素が高く出ます。ですから、尿素窒素を見る場合には空腹時の血液が必要です。特に、起きてすぐの空腹時の数値が用いられます。

 

早朝空腹時の尿素窒素の基準値

 

早朝空腹時の尿素窒素の基準値は10〜15mg/dlです。

 

高たんぱく食が続くと…

 

一般的に20mg/dlを超えると腎臓の問題が疑われ始めますが、高タンパク食を続けている場合などでもこの程度の数字はよく出ます。

 

30mg/dl以上は腎不全の疑い

 

30mg/dl超ではほとんどが疾患の結果であり、さらに高くなると腎不全が強く疑われます。100mg/dlを超えたあたりから尿毒症による致命的な症状が表面化し始めます。

 

尿素窒素が30mg/dlを超えるような高い値の場合、既に何かしら自覚できる問題が出ていることが多いため、すぐに治療を受けることになると思いますが、20mg/dl台では食事のバランスによっても出る値なので、自己判断で放っておきがちで逆に危険なこともあります。

 

腎機能が不可逆的に低下している場合、発見が遅いとその後の生活に大きな支障をきたすことが少なからずあるため、基準値を超えたならば詳細な検査や診断を受けるべきです。仮に食事が問題であっても、そもそも尿素窒素を明らかに上げるような食事内容は長期的に腎臓によくありません。