尿素窒素の数値がいくらになると人工透析を導入するもの?

尿素窒素の数値が高いということは、腎臓が老廃物排泄機能を果たしていないということですので、そのまま放っておけば様々な身体症状を呈し、最終的に尿毒症となり死に至ることもあります。そのため、腎臓がもはや排泄機能を果たせないならば人工透析器に腎臓の代わりをしてもらわなければなりません。

 

問題は、どの程度の段階から人工透析を導入するかということです。尿素窒素は腎機能低下の度合いや人工透析導入を決めるための目安にはなりますが、尿素自体は体に無害であるため、必ずしも尿素窒素の値だけを見て人工透析導入を決めることはできません。

 

尿素以外の体に影響を及ぼす老廃物が多ければ、尿素窒素の値自体は比較的高くなくても人工透析導入に踏み切ることはよくあります。

 

あくまで目安としては、尿素窒素80mg/dlがボーダーラインになると一般的に考えられています。80〜100mg/dlの間である場合、その他の所見を観察しながら人工透析を導入するかどうか考えることになります。80以下ならば様子見、100以上ならば即人工透析となることが多いでしょう。

 

また、人工透析を行っている人も目標として透析直前の尿素窒素を80以下にすることを目標として食事制限や運動を行うよう指導されることが多いようです。

 

繰り返しになりますが、尿素窒素の値はあくまでも目安にしかなりませんので、基本的には自分の体の状態を知っている主治医の指示に従うのが得策です。